空気人形を見てきた

ペ・ドゥナ主演ということで以前から楽しみに待っていた、是枝裕和監督の「空気人形」がめでたく公開となったので観てきた。劇場はシネマとしまえん

感想は星3.5といったところ。ざっとblogなんかで他の方の評価をチェックしたところ、概ね高評価を与えている人が多いみたいだったけれど、僕的には期待の割にはちょっと残念な感じ。これは僕個人の勝手な邪推なんだけれど、監督がペ・ドゥナという類いまれな才能を持つ女優に入れ込み過ぎて、彼女の魅力を最大限引き出そうと頑張り過ぎてしまっているのが原因なのではないかと思う。

「ほら、彼女こんなに可愛いんですよ」ってな押し付けがましい声が、物語の至る所で聞こえてきて、そんなこと言われなくても彼女のキュートさは知っているし、監督の余計な配慮などなくても、ペ・ドゥナという女優は自分のらしさを十分にフィルムに焼き付けることができる人なのではないだろうか。

ところでこの映画は音楽がいい。エンドロールで知ったんだけれど、World's End Girlfriendというグループが手がけている。サントラも出ているので買ってみようかな。