Fireworks CS3

『拝啓Fireworks
今日までの私の貴方に対する傲慢な態度について心からお詫び申し上げます。正直申し上げて、あなたの事を「ファイヤーワー糞」だの呼んで馬鹿にしておりました。イケてないデザインに対しては、平然と「これ、ファイヤーっぽいよね」という評価を下したりもしておりました。MacromediaAdobeに合併されたからには、貴方はPhotoshopという業界標準ソフトに抗う術もなく、自ずと淘汰され、遂にはその存在に終止符が打たれるものと思っておりました。改めて謝罪申し上げます。まさか貴方がFlex Builderとこんなにも素敵な連携を考えていたとは、私には知る由もなかったのです。』

そんなわけで、Fireworks CS3の話です。これが凄いんです。なんと今度のFireworksにはCommon Libraryと呼ばれるUIコンポーネントが用意されていて、その中にはFlexコンポーネントも含まれているのです。Common Libraryパネルから、任意のFlexコンポーネントを、ドラッグ&ドロップで配置し、なんと驚くべきことには、デザイン全体をmxmlに書き出してくれるというのです!

そうするとFlexアプリケーションのワークフローは、まずPhotshopでUI以外の全体のグラフィックスを作成して、UIの配置はpsdデータをFireworksに読み込み、最終的にはFireworksからmxmlを書き出し、最後にFlexでスクリプを追加していく、というような流れになるのでしょうか?

昨日のエントリーの最後にも少し述べましたが、Flash CS3にFlexとの連携がサポートされていないようなのが、個人的には残念だったのですが、まさかFireworksがこんな形でFlexと連携をしてくるとは驚きでした。他にもウェブサイトの複数のページデザインを、1ファイルで管理する機能が加えられたりと、従来以上にWebに特化したデザインソフトという位置づけであれば、Photshopとの立ち位置の差も明確になり、これからも十分共存してやっていけるのではないでしょうか?