Flash CS3

「いよいよ」と言うよりは、自分的にはむしろ「早くも」という表現のほうが相応しいのですが、Adobe USサイトにてFlash CS3を含む、Creative Suite 3のリリースに関するアナウンスがありました。

Flash CS3のプレスキットには、Flash CS3の新機能トップ10として以下があげられています。

  1. Photoshop、およびIllustratorのネイティブファイルのインポート
  2. タイムライン上で作成したトゥイーンアニメーションを、ActionScript 3.0として書き出し可能
  3. 他のAdobe Creative Suite 3製品群と共通のオーサリングインターフェース
  4. ActionScript 3.0による開発環境、および進化したデバッガー
  5. モバイルコンテンツ制作のためのAdobe Design Central
  6. Illustratorと同等のペンツール
  7. 新たに最適化され、スキンの変更が容易になったActionScript 3.0コンポーネント
  8. 進化したQuickTimeへのエクスポート
  9. 洗練されたビデオエンコード
  10. プログラムの開発時間を短縮する一連の機能

当然と言えるかもしれませんが、今回のリリースにはAdobeMacromediaの合併によってもたらされたアドバンテージが多く見受けられますね。個人的には、Illustratorと同様のペンツールがFlashで取り入れられたということに恩恵を受けそう。(だって、今までのFlashのペンツールってさぁ…。)ベジェのコントロールポイントの位置や数も、Illustrator/Flash間で正確に再現され、またペンツール使用時のショートカットキーも慣れ親しんだIllustratorのそれを使えるようになるそうです。

MX2004からFlash 8への進化と比べると、今回は一見地味なような気もしますが、僕的にはActionScript 3.0の実装だけでお腹一杯というのが正直な気持ち。ですが、あえて言うならば、Flex Builder 2との連携機能をAdobe側で提示してもらいたかったかなぁ。

ちなみに本国でのリリースは、今年の第二四半期、価格は699ドル(バージョンアップは199ドル)を予定しているとのことです。