Flash CS3
「いよいよ」と言うよりは、自分的にはむしろ「早くも」という表現のほうが相応しいのですが、Adobe USサイトにてFlash CS3を含む、Creative Suite 3のリリースに関するアナウンスがありました。
Flash CS3のプレスキットには、Flash CS3の新機能トップ10として以下があげられています。
- Photoshop、およびIllustratorのネイティブファイルのインポート
- タイムライン上で作成したトゥイーンアニメーションを、ActionScript 3.0として書き出し可能
- 他のAdobe Creative Suite 3製品群と共通のオーサリングインターフェース
- ActionScript 3.0による開発環境、および進化したデバッガー
- モバイルコンテンツ制作のためのAdobe Design Central
- Illustratorと同等のペンツール
- 新たに最適化され、スキンの変更が容易になったActionScript 3.0コンポーネント
- 進化したQuickTimeへのエクスポート
- 洗練されたビデオエンコード
- プログラムの開発時間を短縮する一連の機能
当然と言えるかもしれませんが、今回のリリースにはAdobeとMacromediaの合併によってもたらされたアドバンテージが多く見受けられますね。個人的には、Illustratorと同様のペンツールがFlashで取り入れられたということに恩恵を受けそう。(だって、今までのFlashのペンツールってさぁ…。)ベジェのコントロールポイントの位置や数も、Illustrator/Flash間で正確に再現され、またペンツール使用時のショートカットキーも慣れ親しんだIllustratorのそれを使えるようになるそうです。
MX2004からFlash 8への進化と比べると、今回は一見地味なような気もしますが、僕的にはActionScript 3.0の実装だけでお腹一杯というのが正直な気持ち。ですが、あえて言うならば、Flex Builder 2との連携機能をAdobe側で提示してもらいたかったかなぁ。
ちなみに本国でのリリースは、今年の第二四半期、価格は699ドル(バージョンアップは199ドル)を予定しているとのことです。