「フューチャリスト宣言」読了しました

まとまった考えが書けそうな気がしませんが、とりあえずエントリー。

  • 日出ずる国の異端児

梅田さんが中学校で行った特別授業の収録が刺激的でした。いまどきの中学生は殆どがGoogleを知っているらしい。凄い。(僕が中学生のときには、せいぜいファミコンしかありませんでした。)世界有数のインフラに最先端の携帯文化。これで英語教育が改善されれば、いつか本当に新しい世界的なムーブメントを起こす、とんでもない人物が日本から現れるかもしれない。その時自分は、新たなテクノロジーの恩恵を享受できるのかしらん?

  • もうひとつの地球

同講義で梅田さんが、リアルの世界に対するネット世界をそう表現していました。もちろん、これは「あちら側」と「こちら側」という2極世界ではありませんが、今後はその2つの世界を上手に行き来するのが難しいと感じる人たちも増えていかないかちょっと不安。

もうひとつ。「あちら側」の世界でのリテラシーがなくても、こちら側のリアル世界だけでも幸せならば、それでいいのだということも、いまの若い人には(なんて言い方はしたくないんだけど)心に留めておいてほしいものです。

例えるにそれは、英語学習のようなものだと思う。英語を話せればより広い世界を知ることができるけれど、日本語しか話せず死ぬまで一度も外国に行かないような人生だって、それがイコールunhappyを意味するわけではないはず。「あちら側」の地球なんて必要とせず、「こちら側」だけで幸せになれるような生き方は、たとえ無知と言われようとも、素晴らしい人生に違いないと思う。

上手く表現できないので、話は飛躍してしまいますが、「貧しい」という言葉が、「恥ずかしい」という言葉と同じコンテキストで語られるような世界ってちょっと嫌じゃないですか?個人的にも、もう少し「こちら側」で頑張る努力もしないといけないなぁ、と思ってます。

オプティミスティックな話であるべきなのに、何かペシミスティックな所感になってしまった…orz。